研究実績の概要 |
オーセンティック・リーダーシップは肯定的な心理的能力、倫理的風土の両方を促進する行動パターンとして定義され(Walumbwa et al,2008)、最新分野であり、理論の開発、形成段階である(Northouse, 2016)と言われている。実証研究ではWalumbwa et al,(2008)がAuthentic Leadership Questionnaire(以後ALQ)を開発したが日本国内では日本語版を使用しての研究は皆無である。そのため本研究は独創性が高く新規性を有し、質の高い看護サービスの提供に寄与する基礎資料となることを目指し、以下の調査を行った。(1)基本属性:年齢,性別、配偶者の有無、看護師就業年数、現在の職場での看護師経験年数、現在の所属部署の診療科、勤務形態(常勤・非常勤)、現在の勤務先は卒後何ヶ所目か、現在の部署は就職後何ヶ所目か、継続意思、現在のラダーレベル(2)日本語版ALQ(評価者向け)16項目(B. J. Avolio, 2007)、看護師の組織阻害行動尺度16項目(上野ら, 2019)、心理的well-being尺度43項目(西田, 2000)の調査票を作成した。地方厚生局、医療機関届出情報データベースより医科(病院)から無作為に抽出した200施設の看護部長に協力依頼を行い、協力に同意が得られた施設の看護師及び准看護師約300名より2024年2月締切として結果が得られた。得られた結果は契約を交わしが外部業者に入力を依頼し、データベースを作成するに至った。
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