本研究では、蘇生処置拒否の代理意思決定を支援するクリティカルケア看護師の教育支援モデルを展開し,評価指標をもとに介入前後の比較を行い、本モデルの有効性を検証することを目的として、ICUに勤務する看護師4名を対象にICU看護師のためのDNAR代理意思支援教育プログラムを実施した。その結果、介入前後の比較により、Do Not Attempt Resuscitationの意思決定を行う家族に関わるICU看護師の困難感(IND-FDNAR)尺度、コミュニケーション・スキルの得点に変化を認め、困難感の軽減やコミュニケーション・スキルの向上につながることが示された。
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