「農福医連携」として農福連携における“医”の参画のあり方について検討し,実際に取り組んでいくことは,精神障がい者の働くことを含む人生のサポートにつながり,精神障がい者がその人らしく地域生活を送るための一助とすることができると考えられる。また,農福連携の分野だけでなく,精神障がい者のすべての就労支援へ応用可能と考えられ,社会的貢献が大きく,本研究に取り組む意義は高い。農作業を主とする就労支援の場での精神障がい者やその支援スタッフを対象にした研究はまだ多くなされておらず,精神障がい者・支援スタッフの農作業を主とした就労という営みに関する語りは,今後の支援への示唆を得るうえで,大きな意義がある。
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