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2021 年度 実施状況報告書

前立腺がん術後患者の自己管理スキルを高める支援プログラムの開発と有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K19585
研究機関同志社女子大学

研究代表者

天野 功士  同志社女子大学, 看護学部, 助教 (40756194)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード前立腺がん / 前立腺全摘除術 / 下部尿路症状 / 自己管理 / 尺度開発
研究実績の概要

本研究は、前立腺がん術後患者用自己管理アセスメントツールを活用した「前立腺がん術後患者の自己管理スキルを高める支援プログラム」の開発と、その有用性を検討することを目的としている。2021年度は、「前立腺がん術後患者用自己管理スキルアセスメントツール」の開発に向けて、患者を対象とした面接調査の結果、前立腺がん術後患者に関する文献、前立腺がん術後患者の看護にかかわった経験のある看護師を対象とした調査を実施した。患者、看護師、文献の3側面から得られた自己管理に関するコードを統合し、○項目からなる「前立腺がん術後患者用自己管理スキルアセスメントツール(案)」を作成した。
作成したアセスメントツール(案)は、がん看護の専門家、前立腺がん術後患者の看護にかかわった経験のある看護師、医師を対象として、妥当性の検討を行った。
妥当性が確認された「前立腺がん術後患者用自己管理スキルアセスメントツール(第2案)」について、表面妥当性を確認するために、前立腺がん術後患者10名を対象としてプレテストおよび10分程度の面接調査を行った。面接の内容は、結果を踏まえ、項目の見直しと修正を行った。
今後は、「前立腺がん術後患者用自己管理スキルアセスメントツール」の開発に向けて、対象者200~220名を目標に、データ収集を行う予定である。データ収集後は、自己管理アセスメントツールの開発に向けた分析を行い、信頼性および妥当性の検討を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

前立腺がん術後患者への面接調査において、新型コロナウイルスの影響によって、対象施設でのデータ収集が困難であり、対象者の確保に時間を要した。また、アンケート調査に向けたフィールド確保において、研究協力施設での対象患者数が少なく、追加で研究協力機関の追加が必要となった。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルスの状況をふまえつつ、追加の研究協力機関を検討する。感染の拡大によって、データ収集が困難となった場合においては、対面でのデータ収集に加えて、Web調査によるデータ収集方法を検討し、対象者の確保を行う。

次年度使用額が生じた理由

研究計画が遅れており、患者へのアンケート調査が十分に実施できていない。次年度より、分析およびデータ収集における研究補助者への謝金、出張費、英文翻訳費等に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Changes in quality of life and lower urinary tract symptoms over time in cancer patients after a total prostatectomy: systematic review and meta-analysis2022

    • 著者名/発表者名
      Koji Amano, Kumi Suzuki, Yuri Ito
    • 雑誌名

      Supportive Care in Cancer

      巻: 30 ページ: 2959-2970

    • DOI

      10.1007/s00520-021-06595-x

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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