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2023 年度 研究成果報告書

前立腺がん術後患者の自己管理スキルを高める支援プログラムの開発と有用性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19585
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関武庫川女子大学 (2023)
同志社女子大学 (2019-2022)

研究代表者

天野 功士  武庫川女子大学, 看護学部, 講師 (40756194)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード前立腺がん / 前立腺全摘除術 / 自己管理
研究成果の概要

本研究の目的は,前立腺がん術後患者用自己管理尺度を活用した「前立腺がん術後患者の自己管理を高める支援プログラム」の開発と,その有用性を検討することであった.ステップ1では,前立腺がん術後患者の症状の経時的経過と関連要因を明らかにするための文献検討を行った.ステップ2では,前立腺がん術後患者の自己管理の様相を明らかにした.ステップ3では,「前立腺がん術後患者用自己管理尺度」を開発し,その尺度を用いた支援プログラムを作成した.今後,引き続き有用性の検討を行うことで、支援プログラムを洗練化し,より効果を高めるためのプログラムにつなげていく.

自由記述の分野

看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

前立腺がん術後患者にかかわる看護師の課題として、在院期間の短縮により、患者の自己管理の確立に向けた細部にわたる指導を行うことが難しいことがあげられた。そのため、患者は尿失禁などの合併症への対処に戸惑い、再発の不安や経済的な問題を抱えたまま退院している。これらの問題に対して、看護師は、術前早期から患者のニーズに応じた自己管理を支援していく必要がある。しかし、前立腺がん患者の自己管理については明らかにされておらず、具体的な支援方法は不明である。本研究により、患者は術後に生じうる問題に対して、短い入院期間であっても自分に合った自己管理を確立でき、合併症や再発を予防できQOL向上に繋がると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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