強度変調放射線治療を受ける前立腺がん患者の看護支援モデルの開発

2021 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 19K19593
• 研究機関: 日本赤十字広島看護大学
• 研究代表者: 若林 彰子 (山下) 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助教 (10779705)
• 研究期間 (年度): 2019-04-01 – 2023-03-31
• キーワード: 前立腺がん / 強度変調放射線治療 / 排泄・性機能障害

研究実績の概要

強度変調放射線治療を受ける前立腺がん患者の看護支援モデルを開発することを目的とし、質問紙を作成するために取り組んでいる。
文献検討では、前立腺がんの放射線治療において、排泄・性機能障害に関する文献を主に検討しており、「排泄・性機能障害や負担感の実態」、「排泄・性機能障害や負担感に対する看護」などについて内容を分析した。また、文献検討の結果を踏まえ、インタビュー調査にむけインタビューガイドを作成した。
第一段階として、強度変調放射線治療を受ける前立腺がん患者の排泄・性機能障害とセルフケアの現状を明らかにすることを目的として質問紙を作成するための予備調査を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症の影響で、通常への仕事への負担が急増したことや研究施設での調査を行うことができていないことが研究活動に影響をきたした。
また、妊娠に伴う入院や出産のため産休に入ったことなどから遅れている。

今後の研究の推進方策

今後は、放射線治療を実施している施設に通院中の強度変調放射線治療を受ける前立腺がん患者5～10名を対象に予備調査としてインタビュー調査を行い、自記式質問紙を作成する。さらに、作成した質問紙を洗練化し、アンケート調査を実施する。

次年度使用額が生じた理由

研究の遅れによりインタビュー調査を行うことができなかった。今後、インタビュー調査と自記式質問紙の作成を行う。