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2019 年度 実施状況報告書

塩味知覚測定によって腎機能低下、高血圧の予測は可能か:2群比較追跡調査

研究課題

研究課題/領域番号 19K19599
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

市川 瑞希  滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (50835931)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード塩味知覚 / 腎機能 / 高血圧 / 糖尿病 / 生活習慣病
研究実績の概要

本申請課題は、透析導入予防のためには腎機能低下の早期発見、また高血圧予防と管理が重要であることから、非侵襲的に血圧上昇や腎機能低下を予測し得る評価指標として塩味知覚に着眼した調査である。
交付申請時の研究実施計画において、初年度は研究開始前準備期間と位置付けており、一般集団対象調査のための研究協力機関との調整と、所属機関の倫理審査申請を行い承認を得た。一般集団に対しては研究協力機関にて実施されている調査から予定通りデータの提供を受け、データベース構築中である。同時に、ベースラインデータの基本解析を並行して実施中であり、ベースライン調査が実施された1,134名から応募条件非該当者17名を除外した1,117名を本研究の分析対象者とした。そのうち男女比は男性341名(30.5%)、女性776名(69.5%)であった。平均年齢はそれぞれ男性60.9歳、女性58.0歳であった。その他の項目に関しても今後分析を進める。
糖尿病患者対象調査については研究期間附属大学病院への倫理申請準備中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

「研究実績の概要」に先述した通り、初年度(2019年度)は研究開始前準備期間と位置付けており、一般集団に対する調査を実施するために必要な、研究協力機関への倫理申請及び承認を得てデータセットを入手した。現在、時系列の分析可能なデータベースを構築中である。

今後の研究の推進方策

2020年度の活動として、糖尿病患者対象の分析のために必要な倫理審査申請準備中である。承認が得られた後、追跡可能な糖尿病対象患者数の把握を行い、附属病院の電子カルテ端末よりデータ抽出を行う。一般集団に関するデータは、今後ベースラインに続いて、追跡調査のデータ整理を行う。今後、糖尿病患者のデータを入手できた後、一般集団と同様の解析が行えるようデータセットの構築を行う。

次年度使用額が生じた理由

コロナウイルスの感染拡大に伴い2019年度末に購入予定だった物資の納入時期が大幅に遅れるとの報告を受けて購入予定時期を2020年度に変更したため修正の必要が生じた。そのほかはすべて当初予定していた金額と合わせて次年度使用額も計画通り施行される予定である。

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公開日: 2021-01-27  

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