研究課題/領域番号 |
19K19621
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
乾 友紀 (熊澤) 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (20571730)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 人工呼吸器関連肺炎 / 予防 / 梨状窩吸引 |
研究実績の概要 |
本研究は、人工呼吸器関連肺炎(ventilator associated-pneumonia: VAP)を予防するための、梨状窩吸引の効果の検証であった。初年度は、研究実施施設との調整の中で、一部研究計画の必要性が生じたことから、梨状窩吸引による咽頭分泌物の細菌量の定量とVAP発生との関連および実態を調査することに研究目的を修正している。令和2年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、研究実施施設における研究実施が困難となったため、当初夏から開始予定であったデータ収集ができずに、関連部署との調整を図った。令和3年度7月頃から再度調整を図り、8月より研究データ収集を開始することができた。現在は、データ収集の途上にあるが、当初の予定より、計画が遅延していることに加え、対象となる患者の入院数が少ないことや、代諾者からの同意が得にくい状況等から、データ収集が完了している対象者が少ない状況である。そのため、データ収集期間を延長して対応している。今年度9月をめどにデータ収集は継続予定であり、今後対象者数をできる限り増やし、得られた検体の実験分析を進めていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和2年度8~9月の研究実施を想定し、当初共同研究者との調整を行っていたが、COVID-19の感染拡大、家族面会の禁止等の厳格化などにより、研究実施が困難となったため、データ収集の開始が1年ほど遅れることとなった。令和3年度7月より、研究実施施設との再調整を行い、8月よりデータ収集を開始している。しかし、研究対象の候補となる入院患者の減少に加え、家族面会の制限等から、代諾者の同意がとりにくく、思うようなデータ収集が進んでいない。データ収集期間を延長し、引き続き可能な限りのデータ収集を進めていきたい考えである。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度においては、9月頃までを目途にデータ収集を続けたい考えである。それ以降は、主に検体の分析およびデータの分析に着手し、研究結果をまとめていきたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度には、研究実施の開始にあたり、データ収集に必要な、滅菌期限のある医療消耗品を中心に購入した。さらに、検体採取後に必要な保存に関わる物品等を購入した。また、関連学会へはオンライン参加とし、参加費に充当し、移動や宿泊に関連する費用は発生していない。 現在、データ収集を継続しているため、必要に応じて物品を段階的に購入していきたいと考えている。また、今後検体の実験分析を行うにあたり、試薬及び備品類の購入に経費が必要であるため、今後それらの購入に充当し、学会等の参加も引き続き検討しつつ、効率的な研究費の使用を検討していきたいと考えている。
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