ICTを利用した安価で汎用性のあるシミュレーショントレーニング用ツール開発を進めた。本システムは共同研究者(立命館大学野間春生)などとの協議により、機能強化したデバイス開発がICTメーカーにより将来的な製品が検討され、メーカー協力の下で試作品の利用が可能となったが製品化には至らなかった。 一方で、既に人工呼吸と胸骨圧迫の手技モニタリング機器は講習や遠隔蘇生講習研究で運用し、申請者はこれをデジタルデータ化することでモニター表示およびデータベースへの統合を実装できた。これらにより、コロナウイルス感染拡大下でも、集合研修することなく個人での学習を推進する訓練機器とeラーニングシステムを構築できた。
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