研究課題/領域番号 |
19K19645
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
杉村 篤士 東海大学, 医学部, 講師 (20708606)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | アトピー性皮膚炎 / セルフケア / 自己効力感 / 養育態度 / 学童 / ソーシャルサポート |
研究実績の概要 |
本研究は、学童のアトピー性皮膚炎(以下:AD)のケアの主体性の実態とともに、自己効力感や親の養育態度、親、教師、友人との関係を調査することで、学童のADケアの主体性に関連する要因を明らかにすることを目的に実施している。 調査は、ADに罹患している9-12歳の学童とその保護者を対象に、学童と保護者の背景(年齢、性別、罹患期間、ADでの入院歴、家族構成など12項目)と、ADの重症度(The Patient Oriented Eczema Measure:POEM)、AD学童用自己効力感、児童用一般性自己効力感(General Self-Efficacy Scale for Children-Revised : GSESC-R)、養育態度(Parental Attitude Scale: PAS)、小学生用ソーシャルサポート尺度短縮版(PSS-SF)の質問紙調査を実施し、回収された113組のうち109組の調査用紙を分析対象とした。 分析では、学童のADケアの主体性との関連要因を明らかにするため、ケアの主体性を従属変数とし、2群の比較の際にはMann-WhiteyのU検定、3群以上の場合にはKruskal-Wallis検定、連続変数との関連にはSpearmanの順位相関係数を用いて関連性を検討した。多変量回帰解析の選択変数は、2変量解析の分析結果や臨床での経験を踏まえ選択した。 ADケアの主体性と自己効力感や親の養育態度等の関係に関する分析結果をまとめ、学会誌への投稿を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
調査結果を広く周知できることを目指し海外雑誌への投稿を進めているが、掲載承認を得るまでに時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
分析結果をまとめ海外雑誌に投稿する。
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次年度使用額が生じた理由 |
現在、本研究の調査結果を海外雑誌に投稿することを進めている。そのため、研究費は投稿論文の作成および投稿費用として使用していく予定である。投稿の際の英文校閲などに使用させてもらい、調査結果を学術雑誌で発表できるよう進めていく。
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