• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

がんで長期入院中の子どもの理解 看護師の「アンテナ」と「何か言いたそうな感覚」

研究課題

研究課題/領域番号 19K19657
研究機関駒沢女子大学

研究代表者

秋田 由美  駒沢女子大学, 看護学部, 准教授 (40551081)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワード看護師 / アンテナ / 小児がん
研究実績の概要

小児がん患者が多く入院する病棟での経験が豊富な看護師がもつ「アンテナ」「子どもが何か言いたそうな感覚」とはどのようなもので、それらをどのように身に着けたのか、またその感覚を身に着けるためには何が必要なのかを明らかにすることを目的に本研究を行っている。
今年度も昨年度に引き続き、22年度に行った「臨床看護実践における『アンテナ』の概念分析」を基に作成したインタビューガイドを用いて、小児がん患者が多く入院する病棟で6年以上勤務した経験のある看護師を対象にインタビュー調査を実施した。全国の小児がん拠点病院および小児がん患者が多く入院する小児がん連携病院に、研究対象となる看護師に研究参加に関する説明書類等を渡していただくように研究協力依頼をした。その結果、複数の病院から研究協力の承諾を得た。2023年度中にインタビュー調査を行うことができたのは3例であり、現在その分析を進めている。本来であれば、さらにインタビュー調査を行う予定であったが、十分な研究参加者を得られていない状況である。
上記の理由として、所属機関の業務量増加により、本研究のための時間を十分にとることができなかった。また、当初計画していた研究参加者募集方法では、十分な数の研究参加者を得ることができなかった。研究参加者募集方法を変更し、倫理審査を再受審した上で関連学会会場での研究参加者募集チラシの配布も行ったが、参加者の充足には至らなかった。今後も研究参加者を募る方法を検討し、研究参加者を集めてインタビュー調査、分析を行っていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

所属機関の業務量増加により、十分な研究時間を確保できず、進捗が遅れている。当初の研究計画では全国の小児がん拠点病院および小児がん患者が多く入院する小児がん連携病院に、研究対象となる看護師に研究参加に関する説明書類等を渡していただくように研究協力依頼をし、研究参加者の募集をしてきた。しかし、十分な研究参加者を得ることができなかったため、関連学会会場での参加者募集のチラシ配布等を行ったが、それでも十分な数の参加者が得られていない状況である。

今後の研究の推進方策

全国の小児がん拠点病院および小児がん患者が多く入院する小児がん連携病院に、研究対象となる看護師に研究参加に関する説明書類等を渡していただくように研究協力依頼をし、研究参加者の募集をしてきた。また、関連学会会場での参加者募集のチラシ配布等を行った。しかし、十分な数の参加者が得られていない状況である。今後は、スノーボールサンプリングなどを検討し、再度倫理審査を受けたのちに、インタビュー調査を行う。現在インタビューが終了している4事例と合わせて、分析を行い、学会発表や論文作成を行っていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

インタビュー調査およびその文字起こし等を行うための費用、成果発表のための学会参加費等を予算計上していたが、インタビュー参加者の募集が計画通りにできず、インタビュー調査を予定通りに行うことができなかった。次年度は、インタビュー参加者の募集方法をさらに検討、修正し、参加者募集を行い、引き続きインタビュー調査、分析を行う予定である。

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi