本研究では、周産期看護職が虐待予防に必要な包括的知識を習得し、知識を活かした実践能力獲得を目指すオンライン教育プログラムを開発した。まず網羅的文献レビューを実施し、教育プログラムに反映するエビデンスを得るとともに、研究者が作成した「オンラインプログラム」への対象ニーズの再分析を行った。続いて虐待予防に関する専門家8名への調査により、プログラムの改善点が抽出された。最終的に「改訂版オンラインプログラム」を作成し、効果検証を行った(n=68)。受講前テストの平均点は9.8、受講後テストは11.9(t=7.5, p<0.001)であり、有意に上昇し、期待する効果が示された。
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