(R4年度まで)本研究は、妊娠後期にある妊婦の睡眠の質を改善することを目指した看護介入プログラムの検証を行った。プログラムは行動変容モデルを基盤に作成し、4週間の介入期間を設けた。COVID-19の感染状況と相まって、施設の協力が困難な状況となり、プログラムの一部を修正し、一定期間にてデータ収集を終了した。その後、分析を行った。 (R5年度)分析結果をもとに、学会発表を行った。
本研究では、プログラムに非対面方法によるフォローアップを含む4週間を介入期間としていた。研究への同意が得られた対象者のうち、4週間のプログラムを実施できたのは16名であった。この16名を分析対象とした。介入前後の比較では、全員が介入後に睡眠の質を評価する質問紙においてカットオフポイントを下回った。また、介入後の睡眠効率において効果が確認できた。これらのことより、非対面方法のプログラムを取り入れることで、就労しながらでも自分のペースでプログラムが継続できたと考える。非対面式の方法は、今後の保健指導の支援の一助となる。
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