研究課題/領域番号 |
19K19699
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
坂井 文乃 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (70835321)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | ヘルスリテラシー / 育児支援 / 母子保健 / 親子保健 / 育児 / 子育て / 親 / 乳児 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、親の育児を対象としたヘルスリテラシーの発展を促す支援指針を開発することである。ヘルスリテラシーは、健康を維持増進するにあたって情報を入手し、理解し、活用するための意欲と能力を規定する認知社会的スキルである。親の育児を対象としたヘルスリテラシーの発展を支援することで、親の育児経験の不足や孤立、情報の氾濫による育児不安、育児困難、それらの子への影響といった課題の解決を目指す。
2023年度の研究実績は、以下の通りである。 1.家庭での乳児の育児における親のヘルスリテラシー経験に焦点を定めたシステマティックレビュープロトコルの作成を完了した。特別な医療的ニーズ等が無い場合であっても、乳児の日常の育児やヘルスケアにおいて、親はヘルスリテラシーに関する課題に直面していることに着目し、システマティックレビューの焦点を定めた。レビュープロトコルは、学術雑誌への投稿・査読を経ることで、方法の妥当性の確保と、着目する現象の十分な焦点化がなされた。 2.レビュープロトコルに沿って、文献の検索と重複削除を完了した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年9月~2024年3月まで産前産後・育児休業を取得し、研究を中断したため。また、システマティックレビュープロトコルの学術雑誌掲載までに時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
システマティックレビューを実施し、家庭での乳児の育児における親のヘルスリテラシーに関する経験を統合する。この結果を基盤とすることで、支援指針を開発する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2023年9月~2024年3月まで産前産後・育児休業を取得したため、次年度使用額が生じた。今後は研究推進に伴う物品等消耗品、謝金、旅費等に使用する。
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