研究課題/領域番号 |
19K19711
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
横川 亜希子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教 (30708772)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 便秘 / 認知症高齢者 / ポケットエコー / 便秘ケア |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、ポケットエコーを用いて認知症高齢者に対する便秘ケアアルゴリズムを開発し、その有効性を検証することである。2021年度は、便秘ケアアルゴリズム開発に向けて、看護師が認知症高齢者の便秘についてどのようにアセスメントして、便秘のケアを決定しているのかを明らかにすることを目的に、半構造化面接を実施した。 研究対象者は、女性10名、男性1名の計11名であった。年齢は、33歳から59歳の範囲であり、平均は46.0歳であった。看護師経験年数は11年から30年の範囲であり平均20.2年であった。認知症高齢者への看護の経験年数は11年から23年の範囲であり平均16.8年であった。面接時間は7分から42分の範囲であり平均21.0分であった。得られたデータは、現在質的帰納的に分析中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度、COVID-19の影響により、医療施設に入院する高齢者を対象としたデータ収集が困難な状況であったため、研究の遂行が当初の予定より遅れている。そのため研究期間を延長することとした。
|
今後の研究の推進方策 |
2022年度は面接データを質的帰納的に分析する。さらに直腸を撮影したエコー画像のデータと合わせ便秘ケアアルゴリズムを作成し、その有効性について検討する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
購入するエコーを変更したため、当初の予定よりも購入費用がかからなかった。2022度のデータ収集に向けたエコーの購入、旅費、専門家への謝金とする。
|