研究課題
本研究は、社会情動的選択性理論の枠組みを用いて、高齢期の心理的・精神的Well-beingの維持・向上に影響する複合的な要因およびそれらの関連を明らかにすることを目的とした。70歳以上の高齢者が無理なく行えるヨガを用いて介入調査を実施するという研究計画を立て、2020年2月に調査を開始したが、新型コロナウイルス感染症拡大の観点から同月に調査を一時中止し、それ以降、何度か再開し中断するということを繰り返した。2022年末に改めて介入調査を再開し、2023年3月に3か月間の調査を完了した。研究対象者(N=20)は2020年の最初の介入調査時に参加同意し、その後、体調悪化等により途中辞退し、2022年末時点では当初の参加者が約半数まで減少したため、新たに参加者を集った。3か月で完了予定だった介入調査が3年に渡ってしまい、外出自粛等が推奨されたコロナ下においては一部の参加者の機能低下が顕著であった。最終的に介入調査に最後まで参加できた方々は、コロナ下においても心身機能を高く維持されていたといえる。現在(2023年5月時点)、本調査結果の解析を進めており、2023年9月頃までに結果をまとめて公表する予定である。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 6件)
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