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2023 年度 実施状況報告書

超スマート社会で活用できるデジタルネイティブ世代の育児への向き合い方尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K19728
研究機関富山県立大学

研究代表者

大西 竜太  富山県立大学, 看護学部, 講師 (20824717)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワード育児 / 向き合う / デジタルネイティブ
研究実績の概要

2023年度は基礎研究における研究成果の公表に専念した。その結果、2本の論文が掲載され、1本の論文が査読プロセスを経て掲載決定間近の状況である。一方、尺度開発に向けたプレ調査の実施には至れず、尺度開発が滞っている。育児への向き合い方の概念には多様性が伴い、整理の困難が生じている。アイテムプールを作成したものの、その前段で行った育児への向き合い方への概念の測定可能性を検討した結果、再検討が必要だと判断した。今一度、32名の質的データの分析を深め、育児への向き合い方の概念を整理しなおす必要性が明確になった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

育児への向き合い方の概念を測定する手法に問題が生じ、尺度開発以前の基礎調査に時間を要している。本研究がとらえようとしている概念は極めてニュアンス的な要素を含むため、量的な測定尺度の開発の可能性を含めて再検討が必要である。
また、研究者は新たに開設された公衆衛生看護学専攻の教育を担当したことで、通常量を超えたエフォートを教育業務で要した。

今後の研究の推進方策

インタビューデータの再分析を行い、育児への向き合い方の概念の精査を行う。また、尺度化の可能性について再検討し、本研究課題のゴール設定を再検討する。尺度開発と理論的な整理のいずれが社会実装に向けて意義があるのかを検討し、実社会にとって意義があるゴールを検討する。

次年度使用額が生じた理由

研究遂行の遅延により、一部の研究費における次年度への持ち越しが発生した。研究成果の報告に係る費用として支出予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Associating Parental Efficacy with the Utility of Smart Devices: A Cross-Sectional Study of Their Role in Alleviating Maternal Parenting Concerns among Infants Aged 6?11 Months2023

    • 著者名/発表者名
      Onishi Ryuta、Tone Hanami、Kubota Minori、Chino Nana、Maruyama Funa
    • 雑誌名

      Children

      巻: 10 ページ: 1437~1437

    • DOI

      10.3390/children10091437

  • [雑誌論文] Increasing the sense of maternal achievement from overcoming parental control challenges using human versus digital resources: A cross-sectional survey2023

    • 著者名/発表者名
      Onishi Ryuta、Saeki Kazuko、Hirano Michiyo
    • 雑誌名

      Current Psychology

      巻: 43 ページ: 6584~6594

    • DOI

      10.1007/s12144-023-04817-5

  • [学会発表] デジタル社会における育児期の父親と母親の情報収集パターンの類型化:社会関係からみた特徴2024

    • 著者名/発表者名
      大西竜太
    • 学会等名
      第12回日本公衆衛生看護学会学術集会
  • [学会発表] 乳幼児を持つ父親と母親のソーシャルネットワーキングサービスにおける育児情報リテラシーの実態2024

    • 著者名/発表者名
      宮澤真歩 , 松嶋莉奈 , 渡邉彩佳 , 山吹百香 , 大西竜太
    • 学会等名
      第12回日本公衆衛生看護学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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