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2022 年度 研究成果報告書

難治性褥瘡への多職種在宅褥瘡ケアのマネジメントに向けたアセスメントツールの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19740
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関高知県立大学

研究代表者

小原 弘子  高知県立大学, 看護学部, 講師 (20584337)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード在宅療養者 / 多職種 / 褥瘡
研究成果の概要

本研究において、在宅療養者における難治性褥瘡の要因、および、難治性褥瘡への多職種褥瘡ケアに向けた、訪問看護師のアセスメントおよびケアのマネジメント内容が明らかになった。在宅療養者における難治性褥瘡の要因には、患者側およびケア提供側の要因があった。患者側の要因として、高齢者に多い慢性疾患を有し低栄養で貧血の状態である、失禁および活動性の低下を有しているなどがあった。ケア提供者側の要因として、高齢在宅褥瘡患者への体圧分散ケアの困難さなどがあった。多職種での在宅褥瘡ケア内容には、訪問看護師による全身状態の管理および局所ケアの実施、リハビリテーション専門職によるポジショニング方法の考案などがあった。

自由記述の分野

高齢者看護

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で実施した高知県下の在宅褥瘡患者の実態調査から、Stage3 以上の深い褥瘡が多く発生しており、その中には、治癒遅延や再発というような難治性の褥瘡が存在していることが明らかとなった。褥瘡発生後の管理には、発生後ケア(除圧ケア、スキンケア、患者教育、運動療法・物理療法)、発生後の全身管理、外用薬やドレッシング材の貼布という保存的治療が必要である。褥瘡発生後の管理において、本研究で得られた知見をいかし、効果的な多職種在宅褥瘡ケアを提供できるようマネジメントしていく必要がある。

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公開日: 2024-01-30  

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