研究課題/領域番号 |
19K19754
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
瀬在 泉 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (40736956)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 動機づけ面接 / 行動変容面接技術 / 依存症 / 禁煙支援 |
研究成果の概要 |
本研究では、保健師をはじめとする看護職に対して、依存症予備軍への行動変容面接技術のプログラムを開発実施し、その効果検証を行った。動機づけ面接を基本とした面接技法は知識や態度の変容も必要であるが、自己効力感の向上も欠かせないものであること、特に無関心期の準備段階の方に対応する際、声掛けや行動変容の兆し発言を見つけるために効果的である可能性が見いだせた。保健師が動機づけ面接を基本とした技法をぶことで有用と感じていることは、「相談者の両価性を引き出せる」「自分の価値観や思いを押し付けず相談者の望む姿を実現できる」「対話の深さをを意識して面接できる」等の感想を得られた。
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自由記述の分野 |
公衆衛生看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
飲酒・喫煙をはじめとして、ギャンブルやゲーム、処方薬など様々な依存行動による心身の健康影響は看過できない。これまで看護職による依存症全般に対する行動変容面接技術に関するプログラムとしては、国外において、"5A"(喫煙)、"SBIRT"(飲酒)、"Motivational interviewing"(共通)を柱としたスキルトレーニングについて検証されているが、「喫煙・飲酒」に対するアプロ―チが主である。動機づけ面接を基本とした面接は依存症全般に対する汎用性が高く、必要な情報提供をはじめ他の介入の導入にもつなげやすい。本研究は看護職の日常的な支援のスキル向上に寄与することが期待できる。
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