研究課題/領域番号 |
19K19759
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
野口 麻衣子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (60734530)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 在宅看護 / 訪問看護 / 専門性の高い看護 / 症状マネジメント / 褥瘡 / 緩和ケア |
研究実績の概要 |
本研究は、専門性の高い看護師による、症状マネジメント困難事例に関する訪問看護師への支援の効果を検証すると共に、訪問看護師が専門性の高い看護師を探索し相談可能なシステムの開発・試行・評価を通してシステムの普及方法について検討することを目的とし、以下の2つの研究を実施する。 【研究1】専門性の高い看護師による、症状マネジメント困難事例に関する訪問看護師への支援の効果を明らかにする。(令和元年~2年) 【研究2】訪問看護師が専門性の高い看護師へ支援の依頼が出来る相談システムの開発・試行を行い、普及方法を検討する。(令和2年~4年) 令和3年度は、研究2の準備として、相談システムについて検討を進めた。具体的には、専門性の高い看護職2名、訪問看護師から症状マネジメント困難事例の相談システムに必要な要件等について、ヒアリングを行った。その上で、症状マネジメントの中でも、今回は褥瘡及びストマ周囲皮膚炎などについて、焦点を当てて実施することとした。次いで、システム開発会社とも相談を重ね、具体的なシステムの運用フローを確認した。来年度のシステムの運用に向けた準備を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19の感染拡大によって、研究の初動が遅れた。システムの開発に向けた動きは継続しており、来年度実施予定である。
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今後の研究の推進方策 |
来年度は、研究2である、訪問看護師が専門性の高い看護師へ支援の依頼が出来る相談システムの開発・試行を行い、その評価を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和元年度から32年度の計画の一部については、COVID-19の感染拡大によりデータ収集が中断し、一部変更が生じた。昨年度実施予定だった一部の計画については、1年延長し、令和4年度に実施していく予定である。
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