本課題は認知症看取りにおける症状マネジメント尺度について、活用に向けた信頼性・妥当性の検証を行うものである。2020年より続くCOVID-19パンデミックにより進捗や研究方法の変更を与儀なくされたものの、①認知症終末期の苦痛状態として抽出した内容の分析一致度の確認による精度向上、②高齢者施設での終末期経験を豊富にもつ医療職への項目案ヒアリングによる内容的妥当性の確認、③信頼性・妥当性確認のための特別養護老人ホーム(都道府県別に層化無差別抽出した2500件を対象)を対象とし郵送調査を行った。信頼性・妥当性の結果は分析中であるが、経過で得られた結果について国際学会での公表を行った。
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