研究課題/領域番号 |
19K19768
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 湘南医療大学 (2022-2023) 横浜市立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
碓井 瑠衣 湘南医療大学, 臨床医学研究所, 客員研究員 (80805549)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 肥満 / コートジボワール / ヘルスリテラシー / 非感染性疾患 |
研究成果の概要 |
コートジボワール国アビジャンの市場商人の肥満とヘルスリテラシーの実態を明らかにすることを目的とし、A市場にて悉皆調査を行った。調査では身長・体重測定、および体重に対する認識、体重管理のための行動について質問した。またヘルスリテラシーの測定は、Health Literacy Questionnaire(以下HLQ)を使用した。 結果は対象市場の女性商人823人中、肥満者は30%であり、そのうち体重を過小評価している者は82%であった。肥満であることとHLQの9領域のうち2領域が関連していることが示された。また肥満者は正しい体重認識がないこと、食事を3回以上/日摂取していないことが明らかになった。
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自由記述の分野 |
国際保健
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、アビジャン商人の肥満の現状およびヘルスリテラシー(HLQ)の2領域との関連を明らかにし、肥満と体重認識と食事習慣との関連を再確認したことにある。社会的意義としては、本研究成果はアビジャンにおける肥満対策、延いては非感染性疾患対策へ知見の提供をすることができる。特に市場商人は同国の働く女性の半数を占めることから、女性の健康増進プログラムを検討する際の貢献が期待できる。
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