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2021 年度 実施状況報告書

有料老人ホームでの看取りに向けた事前意思確認のあり方と看護の役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K19780
研究機関関西医科大学

研究代表者

金原 京子  関西医科大学, 看護学部, 講師 (20454738)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードACP / 介護付き有料老人ホーム
研究実績の概要

本年度は本研究の後半にあたり、前半で実施した実態調査(アンケート)を踏まえ、介護付き有料老人ホームに勤務する看護師を始めとする各職種にインタビュー調査を行う予定であった。調査に向けて、所属研究機関での倫理審査委員会の承認も得て、準備を整えている。対象となる介護付き有料老人ホームのリクルートは、研究の公平を期す観点からも郵送で依頼状を施設に送付し、研究協力施設を募る予定としていた。
しかし、COVID-19の第6波の影響にて、施設のスタッフにも欠勤が増え、業務が煩雑になり日常の業務さえもままならないといった声を現場からも聞かれた。そのため、この時期にインタビューの依頼状を送っても、多忙を理由に断られるケースが多いことが予想されたことから、現在は研究依頼文の郵送時期を見極めている状況である。また、インタビューの実施にあたっては、Zoom等の遠隔実施も考慮したが、介護付き有料老人ホームの場合、スタッフや事務部門の部屋が手狭なことが多く、通信環境が整いつつインタビューに対応できるスペースの確保は困難との声もあり、やはり感染状況がある程度、落ち着いた段階で、対面での実施を検討する方が賢明と考えている。
インタビュー調査は遅れているが、前半に行った実態調査の結果については、国内学会での発表、IAGG(国際老年学協会)へのポスター発表を行い、採択された(IAGGの発表は2022年6月予定)。
国内で発表したエンドオブライフケア学会では、ポスター部門で優秀演題セッションとして選出された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究実績の概要に示した通り、インタビュー調査の実施が滞っている。前年度の実施報告書では、インタビューの対面実施が困難な場合の対応としてZoom等での遠隔実施も検討していたが、介護付き有料老人ホームの場合、インタビューを行える部屋やwi-fi環境が十分とは言えず、遠隔実施は困難であるため、感染状況がある程度落ち着いた段階での対面実施が望ましい。研究期間の延長を申請し、インタビューの実施を検討する。

今後の研究の推進方策

次年度は最終年度であるが、COVID-19の影響を受け、本研究の後半の主軸であるインタビュー調査が進んでいない。よって、研究期間の延長を視野に含め、今後の研究を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19の影響によって、実施を予定していたインタビュー調査が行えず、対象リクルート費用(郵送費)やインタビュー謝金、インタビュー実施場所への移動交通費等が発生しなかったため。今後は、COVID-19の感染状況を鑑みながらインタビュー実施に向け調整を図る予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Survey of advanced care planning in private nursing homes in Japan2022

    • 著者名/発表者名
      KYOKO KIMBARA
    • 学会等名
      the 22nd World Congress of Gerontology and Geriatrics
  • [学会発表] 介護付き有料老人ホームにおける入居時から看取り期までのACPの実施状況2021

    • 著者名/発表者名
      金原京子
    • 学会等名
      日本エンドオブライフケア学会

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公開日: 2022-12-28  

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