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2023 年度 研究成果報告書

反すうに着目した新しい認知行動療法プログラムの開発と効果の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19781
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関神戸常盤大学

研究代表者

江口 実希  神戸常盤大学, 保健科学部, 講師 (40631718)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードマインドフルネス / 反すう / 認知行動療法 / 看護 / 精神障害
研究成果の概要

うつ病患者は過去10年間で約2倍に増加し,反すうがその主要な原因として注目されている.本研究は,精神疾患をもつ人の反すうやその悪影響を軽減する方法を提案し効果を評価した.QIDS-Jで6点以上の軽症うつ状態の精神疾患をもつ人を対象に,マインドフルネス技法を用いたプログラムを実施しコントロール群を用いて効果を比較した.結果,反すうおよび認知バイアスの軽減効果が示され,重大な有害事象も報告されなかった.参加者はプログラムによりマインドフルネスの理解や継続が可能であり,反すうによる苦痛体験の軽減に有用であることも示唆された.今後はサンプル数を増やし,さらなる効果の評価が必要である.

自由記述の分野

精神看護

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで精神疾患をもつ人を対象としたマインドフルネスは,慎重に行うべきであるという見解が主流であったため,安全な実施に関するエビデンスは稀少であった.本研究で取り上げたプログラムは,精神障害者が安全にマインドフルネスの技法を学び実践できること,そしてこれらの実践が反すうや認知バイアスの軽減に有用であることを示唆するエビデンスの蓄積に貢献したと考えられる.

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公開日: 2025-01-30  

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