研究課題/領域番号 |
19K19783
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研究機関 | 川崎市立看護短期大学 |
研究代表者 |
岩瀬 和恵 川崎市立看護短期大学, その他部局等, 講師 (80747262)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 高齢者看護学 / 死の予見 / 高齢者 / 看護学 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は申請者の研究から見出された結果をアセスメントの指標として実践可能であるかについて、統計的な評価をしていくことである。そして、その結果に基づき高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発を目指す。 本研究は、1)高齢者の死の約1か月前に出現する事象の構成概念の検討、2)質問紙票の作成の検討および予備調査、3)高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発を目的としている。
当該年度では、看護師によって観察された高齢者の死の約1か月前に出現する事象の構成概念を文献より概念分析の手法を用いて検討した。その結果、高齢者の死の約1か月前に出現する事象として構成要素となり得ると判断できる項目が5項目あり、追加項目とするかを精選・検討することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度では、看護師によって観察された高齢者の死の約1か月前に出現する事象の構成概念を文献より概念分析の手法を用いて検討した。その結果、高齢者の死の約1か月前に出現する事象として構成要素となり得ると判断できる項目が5項目あり、追加項目とするかを精選・検討することができた。 次年度は追加項目も踏まえ、構成要素ごとに5~10の項目数を目安に質問項目を作成し、看護学の専門家10名程度に構成要素および質問項目の内容妥当性の検討を依頼し、予備調査を行う。その後、高齢者施設にアンケート調査を行い、高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発を目指す。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究として、看護師によって観察された高齢者の死の約1か月前に出現する事象の構成概念を文献より概念分析の手法を用いて検討した結果を踏まえ、構成要素ごとに5~10の項目数を目安に質問項目を作成し、看護学の専門家10名程度に構成要素および質問項目の内容妥当性の検討を依頼し、予備調査を行う。その後、高齢者施設にアンケート調査を行い、その結果に基づき表面妥当性の検討を行い、質問項目を再検討・精選し、アセスメントの指標として実践可能であるかについて、統計的な評価をし、高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度は、看護師によって観察された高齢者の死の約1か月前に出現する事象の構成概念を文献より概念分析の手法を用いて検討した結果から、構成要素ごとに5~10の項目数を目安に質問項目を作成し、構成要素および質問項目の内容妥当性の検討を依頼し、アセスメントの指標として実践可能であるかについて、統計的な評価をする予定であった。 看護師によって観察された高齢者の死の約1か月前に出現する事象の構成概念を文献より概念分析の手法を用いて検討することができた。しかし、構成要素となり得ると判断できた項目があるが、それを質問項目に含めるか否か検討することに時間を要した。 今後の研究として、看護師によって観察された高齢者の死の約1か月前に出現する事象の構成概念を文献より概念分析の手法を用いて検討した結果を踏まえ、構成要素ごとに5~10の項目数を目安に質問項目を作成し、看護学の専門家10名程度に構成要素および質問項目の内容妥当性の検討を依頼し、予備調査を行う。その後、高齢者施設にアンケート調査を行い、その結果に基づき表面妥当性の検討を行い、質問項目を再検討・精選し、アセスメントの指標として実践可能であるかについて、統計的な評価をし、高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発し、発表を目指す。
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