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2022 年度 実施状況報告書

高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K19783
研究機関川崎市立看護大学

研究代表者

岩瀬 和恵  川崎市立看護大学, 看護学部, 講師 (80747262)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード高齢者看護学 / 看取り / 介護老人福祉施設
研究実績の概要

本研究の目的は申請者の研究から見出された結果をアセスメントの指標として実践可能であるかについて、統計的な評価をしていくことである。そして、その結果に基づき高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発を目指す。
当該年度は、看護師によって観察された高齢者の死の約1か月前に出現する事象の構成要素を検討し、追加項目とするとともに、項目の妥当性を評価した際に特養看護師からの自由記載で得られた項目を精査し、項目を追加し、質問紙を作成した。倫理審査承諾を受け、アンケート調査を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を鑑み、施設への負担を考慮し、適切なタイミングでアンケート調査を行う予定に留まっている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究の目的は申請者の研究から見出された結果をアセスメントの指標として実践可能であるかについて、統計的な評価をしていくことである。看護師によって観察された高齢者の死の約1か月前に出現する事象の構成概念を文献より概念分析の手法を用いて検討した。その結果、高齢者の死の約1か月前に出現する事象として構成要素となり得ると判断できる項目が5項目あり、追加項目とするかを精選・検討することができた。
当該年度は、看護師によって観察された高齢者の死の約1か月前に出現する事象の構成要素を検討し、追加項目とするとともに、項目の妥当性を評価した際に特養看護師からの自由記載で得られた項目を精査し、項目を追加し、質問紙を作成した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を鑑み、施設への負担を考慮し、終息し得るタイミングでアンケート調査を行う予定であったが、第7派、第8派と感染状況が終息せず、アンケート実施に至っていない状況である。したがって次年度にアンケート調査を遂行し、高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発を目指す。

今後の研究の推進方策

当該年度は、看護師によって観察された高齢者の死の約1か月前に出現する事象の構成要素を検討し、追加項目とするとともに、項目の妥当性を評価した際に特養看護師からの自由記載で得られた項目を精査し、項目を追加し、質問紙を作成した。そして、文献検討の結果、併存妥当性の検討に用いる尺度として、看取り尺度についてもアンケート調査をする予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を鑑み、施設への負担を考慮し、終息し得るタイミングでアンケート調査を行う予定であったが、第7派、第8派と感染状況が終息せず、アンケート実施に至っていない状況である。したがって次年度にアンケート調査を実施し、高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発を目指す。
①アンケート調査の実施
②返信されたアンケートをデータ化し、集計する。
③得られたデータより、尺度の信頼性・妥当性を検討する。
④研究成果を関連学会または論文にまとめ、公表する。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を鑑み、施設への負担を考慮し、終息し得るタイミングでアンケート調査を行う予定であったが、第7派、第8派と感染状況が終息せず、アンケート実施に至っていない状況である。したがって次年度にアンケート調査を遂行するため、郵送費・印刷費等が必要である。その後アンケート結果に基づき、高齢者の死の約1か月前を判断するアセスメント指標の尺度開発を目指す。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 介護老人福祉施設に勤務する看護師が 看取りに向けて行動する動機となった事象とその後の行動2022

    • 著者名/発表者名
      岩瀨和恵,勝野とわ子
    • 学会等名
      第42回日本看護科学学会学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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