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2022 年度 実施状況報告書

心腎連関において長期的運動が酸化ストレスにおよぼす影響について

研究課題

研究課題/領域番号 19K19801
研究機関東北医科薬科大学

研究代表者

高橋 麻子  東北医科薬科大学, 医学部, 講師 (20825773)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード食塩感受性高血圧 / 長期的運動 / 腎保護
研究実績の概要

心腎連関という面から長期的運動の心臓への効果について検討するため、Dahl食塩塩感受性ラットを無作為に①通常食塩食(Normal Salt:NS)群、②高食塩食(High Salt:HS)群、③高食塩食+運動(HS+Exercise:Ex)の3群に分け、8週齢より8週間にわたって介入を行った。運動は、ラット用トレッドミルを用いた有酸素運動を1回/日、60分/回、5日/週とし、最終週に血圧測定と心臓エコー検査を施行した。その結果、HS群とHS+Ex群において、心臓エコー検査や組織学的検討、xanthine oxidase活性において有意差が認められなかった。
2022年度の検討で、腎でのperoxisome proliferator-activated receptors (PPAR-α)、PPAR γ coactivator-1α (PGC-1α)蛋白発現が、腎髄質外層においてHS群に比べてHS+Ex群で有意に増加していることを確認した。これらの蛋白は脂肪酸代謝酵素であるcarnitine palmitoyltransferase type I (CPTI)、極長鎖アシルCoA脱水素酵素、中鎖アシルCoA脱水素酵素、短鎖アシルCoA脱水素酵素の転写因子でもある。今回、腎臓におけるこれら脂肪酸代謝酵素の発現について検討したところ、CPTI、極長鎖アシルCoA脱水素酵素の発現がHS群に比べてHS+Ex群で有意に増加した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

家族の介護のため

今後の研究の推進方策

腎の組織学的検討、および中鎖アシルCoA脱水素酵素、短鎖アシルCoA脱水素酵素の蛋白発現についての検討をおこなう。

次年度使用額が生じた理由

家族の介護のため研究が遅れたことによる

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公開日: 2023-12-25  

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