• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

心腎連関において長期的運動が酸化ストレスにおよぼす影響について

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K19801
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関東北医科薬科大学

研究代表者

高橋 麻子  東北医科薬科大学, 医学部, 講師 (20825773)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード食塩感受性高血圧 / Dahl食塩感受性ラット / 腎保護作用 / 運動 / 脂肪酸β酸化 / ミトコンドリア
研究成果の概要

心腎連関という面から長期的運動の心臓への効果について検討するため、慢性腎不全モデルである5/6腎臓摘出慢性腎不全ラットを用いて検討した。運動は5/6腎臓摘出慢性腎不全ラットの心臓ではにおいて左室線維化、レニン・アンシジオテンシン系構成タンパクの発現や酸化ストレスを有意に抑制した。
心不全モデルとしても用いられるDahl食塩感受性ラットの腎臓におけるミトコンドリア機能に対する長期的運動の効果についても検討を行った。運動は腎機能を有意に改善し、また脂肪酸β酸化酵素群、その転写因子であるPPARαとPCG-1α、電子伝達系複合体の腎内発現を有意に増加させた。

自由記述の分野

リハビリテーション、内部障害

研究成果の学術的意義や社会的意義

長期的運動が腎不全モデルラットの心臓において酸化ストレスを軽減することが示された。また、長期的運動が、ミトコンドリア脂肪酸β酸化や電子伝達系に関わる酵素の発現を増加させるとともに腎機能を改善させることも明らかになった。長期的運動による腎保護効果と心腎連関のメカニズムをさらに解明することで、慢性腎臓病患者や慢性腎臓病を合併する慢性心不全患者の予後改善、透析導入予防や導入時期遅延に有効な運動療法の開発および普及、薬物療法との併用の提案、ひいては医療経済的にも大きな恩恵をもたらす可能性があると考える。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi