研究課題
若手研究
人工呼吸器管理中の小児患者の早期人工呼吸器離脱に向けた方策として、効果的なリハビリテーション介入を確立するのに、指示励行ができない小児患者において、そもそも呼吸能力の評価法が確立していないため、現行と異なる評価法が求められる。各医療機関で通常所有している超音波検査で、小児の呼吸状態を定量的に評価し、効果的なリハビリテーションを探索していくことを目標に検討をおこなった。横隔膜超音波検査により、呼吸理学療法介入による呼吸様式の変化を捉えることができた。
小児循環器
小児における呼吸状態の評価は臨床医の経験に依存する部分が大きくまた数値化することは難しい。超音波検査により評価は経験によらず定量評価ができるため、今後の介入法の検討に活かせる可能性が示された。また超音波検査装置は通常診療に利用しているものを応用することができるため、高価な機材を購入することなく広く汎用できる。本邦の小児の人工呼吸器管理の発展につながり、予後改善につながることが期待される。