研究課題
肥大型心筋症(HCM)患者に対する前向き研究を行い、通常負荷(有酸素レベル)の心臓リハビリテーション(心リハ)を150日間行い、その安全性と有効性を、左室拡張能・心不全・不整脈・心肺機能・交感神経活性の指標から調査中である。現在3施設(東大病院、榊原記念病院、心臓血管研究所病院)が研究に参加し、希少例である「心リハを行ったHCM患者」のデータ(n=600)を収集中である。2019年11月に最後の心臓血管研究所病院にて倫理委員会で承認され、2020年4月中にすべてのデータが揃う予定である。現時点の中間報告を、2019年11月のアメリカ心臓病学会で発表し、HCM患者への心リハを行った群は心リハを行わなかった群と比較して、死亡率を変化させなかったが、MACEを増悪させたという結果となった。今後3施設でのデータで最終的に結論を出す予定である。
2: おおむね順調に進展している
データ収集がおおむね終了しているため、
中間報告を既に2019年11月のアメリカ心臓病学会で発表しているが、最終報告を今後論文で公表する予定である。
次年度は、国際学会(アメリカ心臓病学会)と論文発表を行う予定であり、その経費(旅費、英文校閲費)に残金を使用する。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)
International Journal of Cardiology
巻: 309 ページ: 1~7
10.1016/j.ijcard.2020.03.022
Internal Medicine
巻: March ページ: 24
10.2169/internalmedicine.4271-19
Circulation Journal
巻: 83 ページ: 1937~1943
10.1253/circj.CJ-19-0357
Journal of Cardiovascular Imaging
巻: 27 ページ: 288~288
10.4250/jcvi.2019.27.e40
Heart Vessels.
巻: 34 ページ: 2031-2039
10.1007/s00380-019-01441-x
巻: 34 ページ: 2040
10.1007/s00380-019-01470-6