本研究は発達性協調運動障害の子どもにおける協調運動と運動イメージ能力の関係について検討するため,脳画像研究のレビューおよび協調運動と運動イメージ能力の関係を調査した.協調運動と運動イメージ能力の評価にはそれぞれ,Movement Assessment Battery for Children second edition (MABC-2)とN式運動イメージテスト(N式テスト)を用いて相関を分析した.その結果,先行研究同様に神経基盤が特定され,それに加えて左右の大脳半球間の差が明らかになった.また,MABC-2とN式テストの総得点には強い相関が認められた(r = 0.81, p<0.05).
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