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2022 年度 実施状況報告書

重度上肢麻痺にたいする反復末梢磁気刺激(rPMS)療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K19847
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

木下 翔司  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (60748383)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード反復性末梢磁気刺激 / 上肢麻痺 / 脳卒中 / リハビリテーション
研究実績の概要

反復性末梢磁気刺激治療(repetitive Peripheral Magnetic Stimulation, rPMS治療)の脳卒中後上肢麻痺に対する有効な治療法として開発することが本研究の目的である。
2019年度において、研究プロトコールの確定と臨床研究法に基づく特定臨床研究としての承認を得るための作業をおこない、本研究プロトコールを「脳卒中後 上肢麻痺に対する集中的作業療法併用下における反復性末梢磁気刺激の上肢機能改善効果に関する用量反応性についての検討:多施設ランダム化比較試験」とし て認定臨床研究審査委員会の承認を受けjRCTに登録した。登録した研究プロトコールは"Dose-response of rPMS for upper Limb hemiparesis after stroke"と してMedicineに掲載された。
2019から2022年度においては同研究として9例に対し登録と治療実施を行った。患者登録と治療実施については、新型コロナウイルス感染症の蔓延及 び感染予防の観点から、研究が遅延している。このため、特定臨床研究の実施期間の延長手続きを実施した。
また、脳卒中患者の上肢麻痺に対する反復性経頭蓋磁気刺激治療のレビュー論文が"Repetitive Transcranial Magnetic Stimulation and Rehabilitation Therapy for Upper Limb Hemiparesis in Stroke Patients: A Narrative Review"として論文掲載された。rTMS治療のエビデンスと治療実践についてのレビュー論文であり、rTMS治療とrPMS治療の併用について触れている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、「脳卒中後上肢麻痺に対する集中的作業療法併用下における反復性末梢磁気刺激の上肢機能改善効果に関する用量反応性についての検討:多施設ランダム化比較試験」の患者登録と治療実施が遅れている。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルス感染症への対応を十分図りながら、「脳卒中後上肢麻痺に対する集中的作業療法併用下における反復性末梢磁気刺激の上肢機能改善効果に関する用量反応性についての検討:多施設ランダム化比較試験」の患者登録と治療実施を予定症例数の集積に向け着実に実施していく。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の影響により患者登録と治療実施が遅延し、想定より物品の消耗がなく発注が発生しなかった。翌年度以降でコイルを含めた研究遂行に必要な物品を計上していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Repetitive Transcranial Magnetic Stimulation and Rehabilitation Therapy for Upper Limb Hemiparesis in Stroke Patients: A Narrative Review2023

    • 著者名/発表者名
      Chino Toshifumi、Kinoshita Shoji、Abo Masahiro
    • 雑誌名

      Progress in Rehabilitation Medicine

      巻: 8 ページ: n/a~n/a

    • DOI

      10.2490/prm.20230005

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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