関節可動域制限ならびに筋萎縮に対する体外衝撃波治療(ESWT)の効果を明らかにすることを目的とした。8週齢のC57BL/6J雄性マウスを、右側足関節を最大底屈位で固定する群(I群)、固定後に設けた回復過程でESWTを実施する群(E群)とその擬似操作を行う群(S群)に振り分けた。左側は無処置の対照側とし、実験モデル作製後に両側の足関節背屈可動域およびヒラメ筋重量を測定した。足関節背屈可動域およびヒラメ筋重量は対照側に対しI群で最も低値を示し、次いでS群、E群の順で高値を示した。以上より、ESWTには不動化に伴う関節可動域制限ならびに筋萎縮からの回復を促進するはたらきがあることが示唆された。
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