本研究では,CFRPを歩行支援装具に応用している.現在処方されている装具は,金属製支柱を有するため重く,歩行を支援する機能は無い.本研究ではCFRPバネを活用することで,軽量かつ自身の体重を歩行支援に変換できる装具を実現しており,リハビリテーション分野における独自性の高い知見が得られている.また,副次的に,人工知能による姿勢解析技術が既存のモーションキャプチャに匹敵する精度を持つことがわかった.これにより,専用のスタジオに限定されること無く,屋外等の従来では困難だった環境での姿勢解析が可能であることを明らかにした.
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