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2023 年度 実績報告書

退院後心不全患者の包括的管理を可能とする革新的遠隔心臓リハビリテーションの確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K19900
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

三浦 弘之  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (70816834)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード心臓リハビリテーション / 遠隔医療 / 心不全
研究実績の概要

心臓リハビリテーションは、心不全患者の運動耐容能を向上させ、再入院率を抑制する治療法として、その有用性が認知されている。しかしながら、高齢で通院に関して同伴者を要する患者もおおく、頻回の通院を前提とする従来の心臓リハビリテーション(通院型心臓リハビリテーション)については、十分な参加率を達成することが困難であった。そこで、遠隔心臓リハビリテーションが注目されている。しかしながら、在宅で実施することが前提である遠隔心臓リハビリテーションでは、通院時のように血液検査やレントゲン検査、身体診察を行うことに障壁がある。
昨年までの研究成果により、同一運動強度での日々の運動療法中の心拍数や換気量の変化が、心不全増悪の有無や運動耐容の改善の有無を評価する指標になりうることを明らかにすることができた。遠隔心臓リハビリテーションにおいて、心拍数を評価することは可能であり、重要な指標と考えられた。また換気量については、ビデオ通話などで、患者の息切れ様子の観察が重要であると考えられた。
本年度は、遠隔心臓リハビリテーションを実施することができた症例のうち、4例の症例シリーズ報告を通して、遠隔心臓リハビリテーションを実施する心不全患者の疾患管理においては、運動強度・心電図・息切れの状態の評価が重要であることを報告した。本症例シリーズ報告においては、遠隔心臓リハビリテーションにより退院後の心不全患者を頻回に評価することで、タイムリーな薬剤調整も可能である可能性を示した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Disease management using home-based cardiac rehabilitation for patients with heart failure2023

    • 著者名/発表者名
      Hiroyuki Miura
    • 雑誌名

      Journal of Cardiology Cases

      巻: 28 ページ: 157-160

    • DOI

      10.1016/j.jccase.2023.06.001

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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