研究課題/領域番号 |
19K19901
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 大分大学 (2020-2022) 北海道大学 (2019) |
研究代表者 |
萬井 太規 大分大学, 福祉健康科学部, 講師 (10765514)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 運動発達 / 予測的姿勢調節 / 姿勢制御 / 運動制御 / 発達性協調運動障害 / 動作解析 / バイオメカニクス |
研究成果の概要 |
発達性協調性運動障害(DCD)児の予測的姿勢調節(APAs)の特性を解明するため,APAsの正常な発達過程の基礎データを示した.具体的には,APAsのタイミング(時間的制御)とAPAs活動量(空間的制御)で発達が異なる事,また前後方向と左右方向でも発達が異なる事を示した.DCDの予測的姿勢調節の評価のためには,APAsのタイミングと活動量とを区別し,また,方向特異性を踏まえた上で詳細に分析することが重要である事が示唆される.さらに,歩行制御の正常な発達過程の特性も示した.定型発達児は,発達に伴い側方の動的安定性が向上し,この事は四肢・体幹の協調的な運動の発達と関連していることが明らかとなった.
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自由記述の分野 |
リハビリテーション科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,発達性協調運動障害(DCD)児の予測的姿勢調節(APAs)の特性を解明するための基盤データとなる定型発達児のAPAsの発達過程,および,歩行制御の発達過程について多くの知見を提供する事が出来た.特に,APAsのタイミングを調整する制御とAPAsの活動量を調整する制御の発達過程は異なるとの結果や,歩行時の四肢や体幹・骨盤の協調的な運動の発達が歩行の安定性に関与しているとの結果は,DCD児の姿勢・運動制御の特性を示す上での重要な知見だと考えられる.また,我々がこれまで示してきた分析手法,およびそれらの知見は,DCD児の評価及び治療のために世界的にも参考とされるデータとなると期待される.
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