本研究の目的は、新生児期の行動、1歳半時点での行動と3歳時点での発達状況、特に自閉症スペクトラムリスクとの関連を明らかにすることである。新生児期の調査が実施できたもので、18か月時点のデータは295名分(回収率64%)、3歳時点のデータは210名分(回収率45%)収集できた。 概要としては、新生児期の行動と3歳時点での自閉症スペクトラムリスクは明確な関連がみられなかったが、1歳半時点の行動と3歳時点での自閉症スペクトラムリスクには関連が見られた。具体的には感覚刺激への反応の状態と自閉症スペクトラムリスクに関連があった。現在は得られた結果に関して論文化を進めている。
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