“咽頭壁の緩み”を証明するために覚醒時“疑似的いびき音”発声時の咽頭部のダイナミックMRI検査を実施した。非肥満かつ他の危険因子を有さないOSAの被験者8名のうち、6名が咽頭部ダイナミックMRI検査に同意した。“疑似的いびき音”発声時の内視鏡検査で得られた分類の左右型、前後型および全周型は、それぞれ0名、2名および4名であった。ダイナミックMRIではOSA患者は健常人と比較して、咽頭腔の虚脱率は大きく、前後型より全周型の方が咽頭腔の虚脱率は大きかった。ただし虚脱率と無呼吸・低呼吸指数との間には相関は無かった(相関係数=0.38、P値=0.13)。
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