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2020 年度 実施状況報告書

人工呼吸器装着の装着が呼吸と嚥下の協調性に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 19K19934
研究機関西九州大学

研究代表者

植田 友貴  西九州大学, リハビリテーション学部, 講師 (90647463)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード人工呼吸器 / 嚥下 / 呼吸 / 神経・筋疾患
研究実績の概要

本研究では,人工呼吸器装着前後の呼吸嚥下パターンの変化と,その変化が経口摂取可否に及ぼす影響を調査することで,人工呼吸器を装着しながらも安全に経口摂取可能な要因を明らかにすることが目的である.収集するデータは,一般的に用いられる,嚥下機能検査だけではなく,人工呼吸器装着による要因を評価するために,呼吸機能と嚥下機能の関連に焦点を当てデータ解析を行う.使用する計測機器は研究代表者が科研費の補助を受けて開発したオリジナルのものである(課題番号25871010.若手研究B).またセンサ類に関してもオリジナルのセンサと市販センサを併用することで検出精度を高めている.データ収集及び解析ソフトに関しては.National Instruments社のLabVIEWを使用しオリジナルで開発した物である.なお,計測機器及びプログラムの精度についての検証も終えている.
初年度は各研究協力施設への研究協力の承諾及び倫理審査の手続きを進めた.研究協力施設については随時追加依頼を行っているが新型コロナの影響もあり事前相談に留めている.
初年度末より新型コロナの影響もあり,遠方の協力施設への出張取り止めが生じている.そのため,追加のデータ収集ができていない状況であるため,令和2年度はこれまでに収集したデータの解析,オリジナルの計測・分析プログラムの改修を中心に実施した.
「非侵襲的呼吸嚥下評価システム」の検査精度向上のための基幹プログラムの調整については,検出精度の向上と分析精度の向上を目標にreprogrammingを行っている.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度までに複数名の症例データの収集が行えていたこと,令和2年度にそれらのデータ解析を進めていることから,概ね順調に推移していると考える.

今後の研究の推進方策

現在までに研究計画の変更や,研究進捗を妨げる要因はないため,当初の予定通り研究を遂行していきたい.しかし,報告書作成時点では新型コロナの影響によりデータ収集が行えていない状況である.そのため,今後の新型コロナの状況によっては,データ収集方法の再検討も模索する.また,「非侵襲的呼吸嚥下評価システム」のアップデートも検討していく.同時に,研究協力施設の追加も進めていく.

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ流行によるデータ収集のための出張取り止めが影響した.
残額分については,次年度以降のデータ収集に使用する.

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公開日: 2021-12-27  

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