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2021 年度 研究成果報告書

回復期リハ病棟における運動療法と栄養療法の併用がADL改善効率に与える影響

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19939
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

研究代表者

川村 皓生  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 理学療法士 (30812416)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードサルコペニア / 栄養 / 回復期リハビリテーション / フレイル / 身体機能 / 活動量
研究成果の概要

回復期リハビリテーション病棟におけるサルコペニアと栄養状態改善のための検証を行った。運動器疾患患者を対象に通常の運動療法に加え1日6gのBCAA(必須アミノ酸)を含む栄養付加を行い、入棟時・退棟時および退棟1ヶ月後のサルコペニアや低栄養状態の変化を評価した。対象者42名(平均年齢80.3歳)のサルコペニア有症率は入棟時36%、退棟時38%、退棟1ヶ月後18%、低栄養の割合は入棟時55%、退棟時51%、退棟1ヶ月後42%と、入棟中は大きな変化はないものの、退棟後やや遅延してサルコペニアや栄養状態が改善する可能性が示唆された。今後退棟後のフォロー期間を含めたRCTデザインによる比較等に繋げていく。

自由記述の分野

リハビリテーション

研究成果の学術的意義や社会的意義

回復期患者は疾患や入院生活中の低活動などの影響によりサルコペニアや低栄養の割合が多く筋肉量や栄養状態改善のための積極的な介入が必要である。今回は対照群の設定がなく栄養剤付加による効果の立証に至ってはいないが、回復期退棟後にも変化が現れる可能性が示唆された。今回の結果をもとに今後対象疾患や栄養剤付加量の検討、退棟後のフォロー期間を含めたRCTデザインによる比較等を行っていくことで、回復期患者のサルコペニア、栄養状態をより改善させる方策の立案に繋がるものと考える。なお、これまでの結果については関連学会での発表を行っており、最終的には国内外の学術雑誌に論文投稿を行う予定である。

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公開日: 2023-01-30  

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