研究課題
若手研究
今回、再現という手法を用いたことによって、文章だけでは理解できなかった技術を多角的な視点で確認することができた。また、消失した文化、動きの再現という手法を用いたことによって、新しい見解、理解度の幅、議論の材料を提供できるという観点から、学問的な貢献ができ、歴史研究においても身体表現を伴うアプローチが有効であるといえる。また、鞠師の鞠製作伝統手法を最新の技術にて変換し、鞠を独自に製作することができた。これにより再現度も増し、蹴鞠体験会を実施することもできた。蹴鞠の普及に貢献できたといえる。
体育史 人類学
世界各国では伝統スポーツが今も行われている。しかし日本の伝統文化「蹴鞠」は日本国民が気軽にプレーできるものではない。こうした背景から伝統が消失する可能性がある。今回で整理した蹴鞠の技術を参考にしつつ、手軽に作成した蹴鞠の「鞠」が整ったことが今回の研究成果である。実践的な研究手法によって、文化の存続に寄与できたと考えている。