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2021 年度 研究成果報告書

Nrf2の賦活化は運動誘発性の酸化ストレス応答を制御し,筋疲労・筋損傷を抑制する

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19974
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関帝京平成大学 (2020-2021)
筑波大学 (2019)

研究代表者

小峰 昇一  帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 助教 (10839088)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード筋痛 / 筋損傷 / 運動負荷 / サプリメント / 酸化ストレス / スルフォラファン / Nrf2 / DOMS
研究成果の概要

運動時には骨格筋内で酸化ストレスが生じる.スルフォラファン(SFN)は生体の酸化ストレス能を増大させる.しかしながら,ヒトがSFNを摂取した際に運動後の筋痛・筋損傷に及ぼす影響は未知であった.
SFN摂取により,触診時筋痛と関節可動域の低下が有意に抑制された.また,筋損傷マーカー血清CK上昇が抑制される傾向が認められた.酸化ストレスマーカーである血清TBARSも,運動2日後に有意に低値を示した.
以上より,SFN摂取は運動誘発性の筋痛・筋損傷を抑制することが示唆された.

自由記述の分野

スポーツ科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

この成果は,ヒトにおいて初めてスルフォラファン摂取が筋痛・筋損傷に与える影響を示したものとなった.アスリートにおけるパフォーマンス維持・向上に寄与するだけでなく,一般健常者の運動志向を高め,健康状態やQOLの向上をもたらす可能性があるだろう.
また,本研究で用いたサプリメントの濃度は,十分に食事から摂取することが可能な濃度であり,生活に取り入れやすい.今後は食事由来の成分で解析することで,さらなる発展が期待される.

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公開日: 2023-01-30  

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