研究成果の概要 |
本調査4年度分のデータから算出された運動部活動中の熱中症発生率は1.98/1,000 AE (95%CI, 1.63―2.38)であった。WBGTが28°C以上の条件において熱中症が1件以上発生するオッズは2.2倍 (95%CI, 1.39― 3.65; p<0.001)であった。WBGT31°C以上と未満の条件下で比較すると、オッズは4.5倍 (95%CI, 2.40―8.58; p<0.001)に増加した。 運動中の熱中症予防行動によって熱中症発生のオッズは統計学的に有意に低下せず、活動中のWBGT最高値が1°C上昇するごとに熱中症が発生するオッズが32.2%上昇することが明らかとなった。
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