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2022 年度 研究成果報告書

クライオセラピーにおける分子メカニズムの探索

研究課題

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研究課題/領域番号 19K20004
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

菅澤 威仁  筑波大学, 医学医療系, 助教 (60821840)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードクライオセラピー / RNA-seq
研究成果の概要

クライオセラピーはスポーツ現場や医療現場において運動器局部 の外傷や肉体疲労のケアとして古くから汎用されているが、その分子メカニズムや治療効果は未だ明らかでない。そこで本研究ではクライオセラピーの効果の分子メカニズムを細胞やモデル動物を用いて明らかにすることを目的とした。実験では、細胞やモデル動物に対を、クライオセラピーを模倣する冷却刺激に暴露し、分子生物学的手法を用いて様々な解析を行った。その結果、クライオセラピーはミトコンドリ生合成や組織のリモデリングに関与するシグナル分子の活性化や遺伝子発現を増加させる事が観察されクライオセラピーの分子メカニズムの一端を明らかにすることが出来た。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの先行研究の報告では、外傷局部に対するクライオセラピーには治療的効果があるとする報告と、無とする報告が複数混在している。さらに、我々が医療やスポーツ現場において仕事をこなす中、クライオセラピーを推奨する術者と、そうでない者が混在し、クライアントが治療方針に関し混乱を来すことが多くなる。本研究成果から考察するに、適切な方法の基に実施されるクライオセラピーは、組織修復や疲労回復に効果がある可能性があると言える。そのため、社会的な医療やスポーツ現場でクライオセラピーを実施する術者に対して、新たな洞察を提供出来現、適切な施術・治療を実施する際の一つの助けになると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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