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2020 年度 実施状況報告書

骨格筋酸素利用に関する評価指標開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K20006
研究機関浜松医科大学

研究代表者

増田 貴行  浜松医科大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (00785925)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード酸素摂取動態 / 酸素摂取量 / 心肺運動負荷試験
研究実績の概要

本研究の目的は、骨格筋の酸素利用能力の測定方法を明らかにすることである。酸素摂取動態は、酸素供給能力と酸素利用能力に起因する。しかし、膝関節伸展運動における酸素摂取動態は、酸素供給能力の影響を受けないと報告されている。そこで本研究では、膝関節伸展運動における酸素摂取動態が骨格筋の酸素利用能力を反映すると仮説を立てた。仮説を検証するために本研究では検討課題を2つ設けた。検討課題の階層性は、まず検討課題1で酸素摂取動態で酸素利用能力を評価するための評価方法を開発する。次に検討課題2では、酸素接種動態が酸素利用能力の指標として利用可能であるかを検証する。
検討課題1では、膝関節伸展運動による心肺運動負荷試験を開発する。
酸素摂取動態は、心肺運動負荷試験を用いて測定する。しかし心肺運動負荷試験は、一般的に自転車エルゴメータを用いて行う。そこで検討課題1では、膝関節伸展運動による心肺運動負荷試験を開発を目指した。2019年度に検討課題1を開始し、2020年度はn数の増加、データ解析を行い英語論文の執筆を開始した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、症例のリクルートが遅延しているが、2021年度中には必要なnが集まる予定である。さらなるn数の追加に加えて、英語論文の投稿する予定している。
検討課題2の目的は、膝関節伸展運動の酸素摂取動態が骨格筋酸素利用能力を反映する指標として妥当であるかを検証することである。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、研究進行の遅延が生じているが、検討課題1を完遂したのちに検討課題2へ移行する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、検査・測定の遅延

今後の研究の推進方策

本研究では、骨格筋酸素利用能の新たな評価指標の開発として検討課題を2つ設けている。検討課題1では骨格筋酸素利用脳能の評価指標を開発するための方法論の開発を行い、検討課題2で新たな評価方法の信頼性を検証する。
しかし新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、研究の遂行に遅延が生じている。
そこで短期目標として検討課題1の完遂を目指すこととする。検討課題1では、概ねデータが揃ってきており、本年度中にn数をさらに増やし、データ解析ならびに論文投稿が可能であると考える。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、出張が中止になったことで旅費が著しく低下したため。

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公開日: 2021-12-27  

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