スピードスケート競技は強靭な身体機能と高度な滑走スキルの両立が重要となる。一方で競技力と関連する身体機能および滑走スキルは不明確なままとなっている。本研究では若年スピードスケート競技者における競技力と身体機能・滑走スキルの関連性を検証した。新型コロナウィルスの影響で中学生・高校生の測定については予定通り実施することができなかったが、大学生での測定は計画通り実施することができた。その結果、身体機能では特に最大無酸素パワーおよび乳酸代謝域値が競技パフォーマンスに関連していた。氷上滑走スキルでは、両足着氷時間や滑走中の減加速の時間およびその量がパフォーマンスとよく関連していることが明らかとなった。
|