研究課題/領域番号 |
19K20012
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研究機関 | 東京成徳大学 |
研究代表者 |
夏原 隆之 東京成徳大学, 応用心理学部, 准教授 (40733019)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | サッカー選手 / 知覚運動スキル / 課題制約 / パス |
研究実績の概要 |
本年度(令和2年度)の研究目標は,課題の制約が知覚運動スキルに及ぼす影響について実験的に検証することであった(課題2). しかしながら,コロナウイルス感染の拡大に伴い,大学構内への入構禁止や,授業等のオンライン化,大学の方針による実験の見合わせ要請などによって,研究協力者の確保やスケジュール調整等が難航したことにより,予定していた実験を実施することができなかった. 現状では,課題の制約が知覚運動スキルに及ぼす影響について,これまでの研究をレビューすること,先行研究を参考にどのような実験を行うかなど,その詳細について再検討するに留まっている. 今後は,感染予防ガイドライン等を遵守したうえで,令和2年度に実施予定であった課題2の実施に加えて,課題3の実験に関しても,並行しながら実施していくことを検討している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナウイルス感染の拡大に伴い,大学構内への入構禁止や,授業等のオンライン化,大学の方針による実験の見合わせ要請などによって,研究協力者の確保やスケジュール調整等が難航したことにより,予定していた実験を実施することができなかったため.
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今後の研究の推進方策 |
感染予防ガイドライン等を遵守したうえで,課題2に関しては,パフォーマンス分析を通じて,課題制約としての攻撃方向の有無およびコートサイズが知覚運動スキルに及ぼす影響について検証していくことを考えている. さらに,課題3では,課題の制約を用いた知覚運動スキルトレーニングの介入実験を行い,介入前後で知覚運動スキルや情報処理能力などがどのように変化したのかについて検証していくことを考えている.
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由)データ解析用のPCや実験機器の調達など,物品関連の購入に使用したが,コロナウイルスによって参加予定であった国内外の学会がすべてオンラインに切り替わったことで,主に交通費の支出の必要がなくなったために,次年度に使用する研究費が生じた.
(使用計画)次年度は,課題の制約が知覚運動スキルに及ぼす影響を検証していく上で必要な物品調達や,実験や情報収集のための旅費,コロナウイルス感染の状況にもよるが,学会等での成果発表のための経費,得られた研究成果の発表(主に論文投稿に伴う英文校正費や投稿料)等に使用していく予定である.
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