• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

運動による認知疲労の生理機構解明とそれを抑制するトレーニング法開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K20036
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関新潟医療福祉大学 (2021)
筑波大学 (2019-2020)

研究代表者

越智 元太  新潟医療福祉大学, 健康科学部, 講師 (90833848)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード認知疲労 / 動脈血中酸素飽和度 / 実行機能 / 低酸素順化
研究成果の概要

登山やトレイルランなど高所での身体活動や激しい運動は、注意や判断など脳の実行機能の低下(認知疲労)を招く。研究代表者は、低酸素環境での運動(以下、低酸素下運動)すが、前頭前野背外側部 (DLPFC)の活動低下による認知疲労を引き起こすことを明らかにした。本研究では、この認知疲労の生理機構と対処法を検証した。その結果、運動中のSpO2低下を防ぐと、運動後の左脳DLPFCの活動低下と実行機能低下のいずれも防止できること、1週間の低酸素暴露による低酸素順化が運動中SpO2低下抑制が認知疲労予防に有用である可能性を示唆した。

自由記述の分野

スポーツ科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究から、運動による認知疲労のメカニズムとして、運動中の低酸素血の関与が明らかとなり、運動中の低酸素血防止が認知疲労の予防改善に有効であることが実証された。本研究の成果は、登山やトレイルランといった高地環境での身体活動のみならず、低酸素血を誘発するような激しい運動時の認知疲労対処法開発に寄与され、アスリートのパフォーマンス向上や安全なスポーツ活動のための方略開発につながることが期待される。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi