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2020 年度 実施状況報告書

アスリートはなぜ風邪をひきやすいのか 運動ストレスによる口腔内の免疫応答の理解

研究課題

研究課題/領域番号 19K20042
研究機関名寄市立大学

研究代表者

丸山 洋介  名寄市立大学, 保健福祉学部, 助教 (50748910)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードopen window theory / 運動 / 免疫 / 唾液
研究実績の概要

本研究では病原菌やウイルスの感染の最前線である口腔に着目して、運動前後の唾液中のタンパク質のプロテオーム解析を行う事で、運動ストレスによって調節される免疫応答の初期段階を明らかにする。
今年度は(1)運動群の唾液サンプルを用いてiTRAQ再現性の確認、(2)非運動群の唾液サンプルの解析を行った。
(1)について、昨年、ハーフマラソン前後の唾液サンプルを用いてiTRAQで同定した4因子についてウエスタンブロッティングにより再現性の確認を行った。4因子共に、運動前後で比較すると有意に抑制されていた。
(2)について非運動群の唾液サンプルについても運動群と同様に運動前後で抑制されていた4因子についてウエスタンブロッティングにより解析を行った。非運動群ではコントロールと比較して有意な差は認められなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年にサンプリングを行なった非運動群の唾液サンプルの解析を今年度中に終える事ができ、当初計画していた実験については予定期間内に終える事ができた。
しかしながら、参加を予定していた学会が次年度に延期になり、学会での報告が行えなかった。また今年度中の論文投稿を予定していたが、論文の作成が遅れたために、投稿できなかった。

今後の研究の推進方策

申請時に予定していた実験は昨年度に全て終える事ができた。今年度は昨年度予定していた学会発表と、論文の投稿を行い、2021年度中の受理を目指す。

次年度使用額が生じた理由

該当年度に参加していた学会が、延期またはオンライン開催になったために、参加費、旅費を執行できなかった。余剰分は今年度の学会参加費、旅費、論文投稿の費用に使用する予定である。

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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