• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実施状況報告書

熟達したトレーニング指導員の判断基準を獲得したディープラーニングモデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K20062
研究機関日本大学

研究代表者

大前 佑斗  日本大学, 生産工学部, 講師 (00781874)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード深層学習 / 機械学習
研究実績の概要

これまでの研究では、3軸加速度・角速度センサから得られる信号データを利用して、サッカーのシュートフォーム、バドミントンのフォアハンドストロークのモーションのクオリティ判定を実現するモデルを構築してきた。本年度はこの継続として、テニスのフォアハンドストローク(左手でボールを上げてから、右手でラケットを振り抜く動作)のモーションのクオリティを自動判定するモデルを、畳み込みニューラルネットワークにより構築した。本モデルでは、右手首に装着された加速度・角速度センサ(加速度レンジ+-16G、角速度レンジ+-2000dps)の信号が入力となる。出力ラベルは高クオリティ、低クオリティの2状態である。3名の被験者から得られたデータを、教師データ・テストデータセットに振り分け、教師データにより畳み込みニューラルネットワーク(カーネルサイズ50x1の畳み込みレイヤ4層、全結合レイヤ4層、合計8層、損失関数: クロスエントロピー、500エポック、パラメータ更新法: RMSprop)を構築し、テストデータにより汎化性能を検証した結果、9割程度の正答率で正しくクオリティを推定できることがわかった。ただし被験者数が十分ではなく、測定されたデータ数が少ないため、データ増強を行い、結果の信頼性向上に努める必要もある。本研究成果は、数理モデリングのレフリー付き国際会議 International Conference on Mathematical Modeling in Physical Sciences 2022 (IC-MSQUARE 2022) で公表された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍につき、国際会議や論文投稿の進捗が遅れているため、研究期間を1年延長した。

今後の研究の推進方策

延長された1年間において、これまでの研究成果を論文としてまとめ、外部公表を行っていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍につき研究の遅れが生じているため、1年追加したことから、次年度使用額が生じた。この額は外部公表(論文出版費用、英文校正、会議への登録料など)などで使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Basic Investigation of a Method of Assessing Tennis Forehand Stroke Quality Using Convoluted Neural Networks and Inertia Sensors2022

    • 著者名/発表者名
      Yuto Omae
    • 学会等名
      International Conference on Mathematical Modeling in Physical Sciences
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi